審美歯科治療ってなに?
審美歯科治療とはセラミックやダイレクトボンディング、ホワイトニングなどを用いて単に虫歯を治療したり痛みをとるだけでなく、より美しい健康的で長持ちするお口の中をつくる歯科治療です。
歯並びを美しくするという意味で矯正治療も審美歯科治療の一部になります。
審美歯科治療は最新の材料用い、美しさを目的とした治療であるため保険が適用されないことがあります。
《セラミック治療とは》
セラミック治療とは、虫歯を治療した部分の被せ物や詰め物に「セラミック」という素材のものを使用した治療法です
《保険の詰め物・かぶせ物での虫歯再発例》
従来の銀歯の詰め物や被せ物は、口を開けた時に目立ちやすく、かつ時間の経過とともに劣化し、壊れていきます。そして、歯と詰め物の間にできた隙間に歯垢や細菌が溜まりやすくなり、再度むし歯になりやすいです。このことを「二次むし歯」と言います。また、金属でできているため、後々歯茎の変色を引き起こしたり、金属アレルギーの原因にもなります。
虫歯治療→二次むし歯→虫歯治療→二次むし歯と、再治療を繰り返すたびに自分の歯は失われ、抜歯へと近づいていきます。なので二次むし歯を防ぐことは非常に大切です。
《納得して治療を受けるために》
被せ物を選択する際には、3つの視点が大切です。
①健康面・機能性…再発リスク、咬み合わせなど
②耐久性…長持ちするかどうか
③審美性(見た目)…自然な見た目か、変色しないか
長期的な健康、生活の充実度、外見の美しさ、生活で感じるストレスなど、どの治療を選択するかで、将来のお口の状態が大きく変わります。
《セラミック治療の特徴》
☆二次虫歯になる可能性が低い
金属の詰め物を入れると経年的に劣化し、装着する接着剤(セメント)も経年的に崩れていきその隙間に虫歯菌が入っていき二次虫歯になっていきます。セラミックを装着する接着剤は銀歯に使用するものと異なります。セラミックに使用する接着剤はセラミックと歯とピッタリと一体化しやく、隙間ができにくく二次虫歯になる可能性が低いです。
☆金属アレルギーになる可能性がない
保険治療で銀歯をいれると経年的に銀歯が溶け出し、金属アレルギーを引き起こすことがあります。セラミックの場合は金属アレルギーの心配がありません。
☆見た目が天然歯に近い
保険適用で虫歯を治療すると、銀歯を装着することになります。奥歯であれば比較的目立ちにくいですが、患者様にとっては気になってしまうことも少なくありません。セラミックなどの素材は、最も天然歯に近い白さで変色もありません。
☆素材の劣化がほとんどない
口の中というのは、湿度が100%であり、食事の際には熱いものや冷たいものなどが出入りする過酷な環境です。それだけに、銀歯は経年的に劣化していくものです。その中でもとくに厄介なのが金属イオンの溶出です。これは金属アレルギーの原因ともなる現象なのですが、同時に先ほども記載した歯ぐきの変色を引き起こします。一方、セラミックを代表としたメタルフリー素材は、経年的に劣化することがほとんどありません。
☆ガルバニー電流の発生を防止する
お口の中で、いろいろな種類の金属の補綴物が隣接していると「ガルバニー電流」と呼ばれるものが発生することがあります。この電流は、金属を腐食する原因となるだけではなく、歯の神経が痛む「ガルバニー疼痛」という症状を引き起こすこともあるのです。金属を一切使わないメタルフリー治療なら、その心配もありません。
《ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニックでのセラミックの被せ物の治療の流れ》
治療の流れ1 歯の形・色の相談
ドクターとトリートメントコーディネーターと患者様を交えて3人で歯の形、色などを事前にしっかりとご相談します。この時にしっかりと希望をお聞きすることで患者様と医院側で治療結果に対するズレをなくします。
治療の流れ2 麻酔・土台の形作り・仮歯作り
歯の形を作るため神経のある歯では麻酔を効かせていきます。極細針で注射していきますが、さらに注射が痛くないように、表面麻酔を使用して出来る限り麻酔時に痛みの少ない様に心がけて行います。
被せ物を入れるため歯の形を整えて土台の形を作ります。最小限必要な分のみを削り、削り過ぎを防ぎます。
治療中は仮の歯を作成いたします。治療開始からご希望であれば、ご本人の希望の形態に合わせて、その日から仮の歯をはめていただきますので、治療の日から見た目のよい状態にすることが可能です。
治療の流れ3 歯の神経の治療・土台の形成
✳︎歯の神経の治療
歯の神経の治療を行わない歯もありますし、虫歯や歯並びの状態で神経の治療が必要な場合は歯の神経の治療をしていきます。
✳︎土台の作成など
神経の治療をされた方には、症状がなくなりましたら神経の治療を行った根に薬を詰めます。
その治療が終了したら、歯の方向やセラミッククラウンをかぶせる歯の強度を保つために土台を作成していきます。
歯の神経の治療をされない方はこの部分は省かれます。
治療の流れ4 型取り
綺麗な被せ物を入れるためお口の中の土台をできる限り精密に型取りをします。型取りしたものに石膏を盛り、セラミックを作成するための模型を作ります。この時型どりしたものが歯の土台だけでなく歯茎としっかりと調和するように圧排糸という糸を入れ歯茎とかぶせ物が調和するようなかぶせ物を作成します。
セラミックの被せ物の製作 (技工所)
被せ物を入れる土台の模型が完成しましたら、それを専門の技工所に送りかぶせ物の製作に取り掛かります。
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニックではセラミックを作成するなスペシャリストの技工士と連携をしています。今までの医師とトリートメントコーディネーターと患者様の相談で決めてきた、歯の色や形、歯並びの具合などを基に丁寧に作られていきます。
治療の流れ5 セラミックの被せ物の装着
技工所でセラミックの被せ物が完成しましたら、医院に被せ物が送られてきます。
患者様の口の中で最終的な調整を行っていきます。土台とかぶせ物の接着には自費治療用の強力で長持ちする接着剤を使用します。
治療の流れ6 メンテナンス
定期的にメンテナンスに通い、セラミック治療がより長持ちする様に管理していきます。
最後に
北九州市小倉北の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。
また、当院には日本小児歯科学会小児歯科専門医や日本歯周病学会歯周病専門医も在籍しており、幅広く専門的な治療をしております。
無料相談をお受けしておりますので気になる方は24時間ネット予約にてご予約を取られてください。
山地晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長
住所 福岡県北九州市小倉北区中井5-4-26
日本矯正歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
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