こんにちは。北九州市小倉北区で矯正歯科を専門に診療しております、ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニックです。
みなさんは最近、以下のようなお悩みはありませんか?
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「家族から“いびきがうるさい”や”呼吸が止まっている”と指摘された」
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「夜中に何度も目が覚める」
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「起きた時に頭が重くてすっきりしない」
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「日中の会議中や車の運転中に強い眠気を感じる」
これらの症状は、単なる疲労や加齢ではなく、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」という病気のサインかもしれません。とくに働き盛りの世代や、お子さまをもつ保護者の皆さまにとって、見過ごせない健康リスクの一つです。
私は先日、歯科業界の最新技術を学ぶため、東京にて開催の株式会社ヨシダ主催のDNAセミナー(スプリントの今と未来)に参加し、睡眠歯科分野のトップランナーである宮地舞先生の「デジタルを活用した睡眠歯科治療」というテーマの講演を拝聴しました。多くの先生の講演の中でも最も興味関心がある分野で学びの多いセミナーでした。

赤枠の先生が 宮地 舞 先生

東京のセミナーに日帰り参加しました!
最近矯正に関連する内容が続いていたため、本日は少し視点を変えて、セミナーにて学んだ内容をもとに、矯正歯科医である私からの観点で、「全身の健康」「歯並び」「睡眠」についてお伝え致します。
一見関係なさそうな睡眠と歯並びですが、実は歯並びや顎の骨格といったお口の状態が、呼吸のしやすさ、ひいては睡眠の質そのものに、極めて深く関わってくるのです。そして、最新のデジタル技術が、この分野の治療を根底から変えようとしています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(Sleeping Apnea Syndrome:SAS)は、眠っている間に呼吸が何度も止まる病気です。その多くは「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれ、空気の通り道である「上気道」が狭くなることで起こります。自覚が乏しいため、放置されやすいのが特徴ですが、様々な病気のリスクを大幅に高めることが医学的に証明されています。

睡眠時無呼吸症候群が続くと日中の仕事にも影響
推定2200万人の日本人がこの病気に該当するとされており、北九州市の人口に換算すると約18万人もの方が該当する計算になります。さらに、大多数(約80%)が、自分が病気であると気づいていない、あるいは「いびきくらい大丈夫」と軽視し、適切な診断や治療を受けていないという事実です。
「日中の眠気は、育児で疲れているから仕方ない」
「いびきは昔からだし、体質だろう」
多くの方が、そう思い込んでいるかもしれません。しかし、SASは放置すると、睡眠中に呼吸が止まり、体は深刻な酸欠状態に陥り、それを補うために心臓や血管に過剰な負担がかかります。
この状態が毎晩繰り返されることで、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、不整脈、そして糖尿病といった、命を脅かす生活習慣病の発症リスクが数倍になることが、医学的に証明されています。
SASは、自覚症状が「眠気」や「いびき」といった曖昧なものであるため、問題が表面化しにくい、非常に厄介な病気なのです。
矯正歯科で「いびき」や「無呼吸」の症状改善ができるの?
矯正歯科では、顎の骨格や歯並びの状態を整えることを専門としています。実は、この「骨格と気道」の関係こそが、SASの原因の多くを占めているのです。
例えば…
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下顎が小さく後退している(出っ歯傾向)
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上顎が狭く、舌を収めるスペースが不足している
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歯並びが乱れ、気道が圧迫されている
こうした方は、眠っている間に舌の付け根が喉の奥へ落ち込みやすく、気道を塞いでしまいます。これが「いびき」や「無呼吸」の原因です。

こうした症状に対し、下顎を前方に突き出した状態に保つ「オーラルアプライアンス(口腔内装置)」により喉の奥に落ち込んでいる舌が前方に引き上げられ、気道のスペースが確保されます。
この装置を使って睡眠状態を改善することで、SASの治療法の1つである、CPAP療法(鼻からマスクで空気を送り込む装置)が重くて眠れない、旅行や出張に持って行きにくい、といった方々にとって、非常に有効な選択肢となります。

睡眠時無呼吸症候群用のオーラルアプライアンス(口腔内装置)

セミナー内容 デジタルを活用した睡眠歯科治療 ヤマヂ歯科での応用
宮地先生の講演内容をまとめると、SAS(睡眠時無呼吸症候群)の治療選択肢として、オーラルアプライアンス(口腔内装置)の治療がデジタル技術の進歩にてどのように進化しているかというお話でした。

セミナー登壇された宮地舞先生
デジタル技術で進化する睡眠時無呼吸症候群の治療~最新口腔内装置療法~
従来、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療といえば「痛い・怖い・時間がかかる」といったイメージを持たれがちでした。しかし現在では、デジタル技術の進化によって、より快適で精密な治療がうけれるのです。
ステップ1|ウェアラブルで睡眠を「見える化」:治療の第一歩は「気づくこと」
近年、Apple WatchやOuraリング、Google Nest Hubなどのウェアラブルデバイスやスマートデバイスが、家庭での睡眠データの可視化を可能にしています。心拍、血中酸素濃度、いびきの有無などが手軽に記録できるため、「なんとなく眠りが浅い」などの自覚がある方も、客観的なデータとしてリスクを把握しやすくなりました。
実際、「スマートウォッチに睡眠の警告が出た」といってSASの治療を検討される方が増えています。これは、SAS(睡眠時無呼吸症候群)のスクリーニング、つまり対象となる患者さんの早期発見の可能性を示す変化といえるでしょう。
ステップ2|型取り不要!快適・正確・スピーディな「デジタル歯科治療」
こちらはヤマヂ歯科でも取り入れている診断ですが、従来の粘土のような材料を使った不快な型取りを必要とせず、これにより、患者様のストレスを最小限に抑え、3D画像でリアルタイムにお口の状態を確認できます。
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嘔吐反射がある方でも安心
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数分で正確な3Dデータを取得
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その場で気道の広がりをシミュレーション

このデータは、呼吸の通り道(気道)を再現し、下顎の位置を変えたときの気道の広がり方をシミュレーションすることも可能です。診断の精度が格段に上がるだけでなく、治療方針を視覚的に共有できるため、納得の上で治療を開始できます。
ステップ3|完全オーダーメイド。高精度3Dプリンターで製作される口腔内装置
取得した3Dデータは、オンラインで送信され、**CAD設計ソフトと医療用3Dプリンターによって高精度なマウスピース(口腔内装置)**が作成されます。
この装置は、患者様一人ひとりの口腔内にミクロン単位でぴったりと適合するため、睡眠中の違和感を最小限にし、治療の継続率も向上します。
また、旅行や出張の際にも持ち運びがしやすく、従来のCPAP療法が苦手な方にとっても現実的な代替手段となります。
ステップ4|装置の再製作もスピーディー。万一の時も安心です
デジタル化のもう一つの大きなメリットは、データの保存性です。万が一、装置を紛失した場合でも、再度型取りをする必要はありません。保存されたデータをもとに即座に再製作が可能です。
北九州市内でも、仕事や家庭で忙しい方にとって、この迅速な対応は大きな安心につながります。
ぐっすり眠ることは、人生の質を高める第一歩です
「よく眠れた朝」の爽快感は、日常の活力や思考の明晰さ、心の余裕を生み出します。睡眠は、健康と美しさの源泉であり、私たちの心身を修復・再生する極めて重要な時間です。
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細胞の修復・代謝の活性化
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脳の情報整理と記憶の定着
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ストレスホルモンの減少
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免疫力の維持
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成長ホルモンの分泌促進
ヤマジ歯科・矯正歯科クリニックにおいても、今回のセミナーで得た知識を活かし、この最先端技術を活用し、睡眠の質も含めた患者様の歯の健康、人生の質(QOL)の向上をサポートしています。矯正歯科の視点からSAS(睡眠時無呼吸症候群)へのアプローチについて今後も知識を深めて臨床に応用できるように努めてまいります。

北九州市の皆様へ:子どもの「いびき」や「口呼吸」にも注意
当院では、小児歯科専門医と矯正認定医が連携し、お子さまの睡眠・呼吸に関するお悩みにも対応しています。
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指しゃぶり
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口呼吸
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口が常に開いている
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いびきがひどい

これらはただの癖ではなく、放置すると顎の成長に悪影響を与え、将来的な睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めることが知られています。小児期の矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、「鼻呼吸の確立」「舌の正しい位置」「健やかな成長の促進」に直結します。
お子様の口呼吸、歯並びで少しでも気になることがあれば、一度私たちのような矯正歯科にご相談ください。早期に介入することで、防げる未来のリスクがたくさんあります。
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尚、ご予約は「LINE」でも承ります。
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まとめ:北九州市小倉北区で「いびき」や「睡眠の悩み」で矯正歯科ができること
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、決して特別な病気ではありません。本日のブログの内容を以下の4つにまとめました。
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多くの方が睡眠時無呼吸症候群のリスクを抱えていますが治療に至っているのは20%
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矯正歯科医は顎や歯並びからその原因にアプローチできます
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デジタル技術の進化により、快適・正確・迅速な治療が可能です
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子どもの矯正は、鼻呼吸、舌の位置改善により将来の呼吸・睡眠の健康を守る予防医療を兼ねる可能性があります
「いびきや口呼吸が気になる」「日中に強い眠気がある」「子どもの口ぽかんが心配」そんなお悩みがあれば、矯正歯科の観点から、「口腔内装置」で改善できることもあるかもしれません。特に顎の骨格に関連するSASに対しては有効な治療法として学会や論文等でも取り上げられております。お口に関する悩みがありましたら一度相談してみてください。
おまけ:セミナーの様子と主催の株式会社ヨシダについて
主催の株式会社ヨシダは歯科医療機器メーカーで、最近、若手社員が投稿するXが話題だそうです。一般の方向けに面白く投稿しています。是非覗いてみてください。歯科器材や歯科診療時に皆さんが横になる椅子も、ヤマヂ歯科ではヨシダ社のものを採用しております。

セミナ-に参加された先生方
北九州市小倉北区の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。
特徴
- マウスピース矯正装置と裏側矯正に自信
- 「選べる」治療法/矯正装置
- 決断しやすい「治療費」
- 開業から「40 年」の信頼と実績
- 矯正の「専門書」を出版
- 「噛み合わせ」を同時に改善
- 「保険適用」の矯正治療(顎変形症・口唇口蓋裂等)
- 「ライフステージ」に合わせた矯正治療
- 「家族で」矯正治療を受けられます
これらの特徴を活かして、患者さんが安心して治療を受けられる環境を提供しています。
無料相談をお受けしておりますので気になる方は24時間ネット予約にてご予約を取られてください。

山地 晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長


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