<オープンバイトはインビザライン矯正治療で治るのか>
オープンバイトってなに?
オープンバイト(開咬)とは、上下の前歯もしくは奥歯の間に隙間があり、噛み合うことができない状態を指します。
オープンバイトの種類
オープンバイトの種類は大きく2種類あります。
前歯部開咬
歯を奥歯で噛み合わせた時に、上下の前歯が当たらない状態。
臼歯部開咬
歯を奥歯で噛み合わせた時に、左右の奥歯または片方の奥歯が当たらない状態。
オープンバイトになる原因
オープンバイトになる原因として、指しゃぶりや舌癖(歯を舌で触る癖)などが挙げらます。
永久歯が生える時期までにこういった癖が習慣になっている方に発症しやすいです。
その他に、顎の骨の成長に問題があって開咬が生じることがあります。
その場合は、外科的矯正治療が必要となるため、インビザラインは不向きです。
なぜオープンバイトを治す必要があるの?
オープンバイトは、日常的に口が開いた状態が続くので、4つのデメリットがあり、治す必要があります。
デメリット
①歯の噛み合わせができないため、食事の際に咀嚼が上手くできない。
②噛んだ時にできる隙間から空気が漏れてしまうため、滑舌や発音が悪くなる。
③口呼吸になりやすいため、口が乾燥して、口臭や歯周病のリスクが高くなる。
④噛み合わせが出来る歯に負担が大きく掛かるため、歯を失うリスクが高い。またその歯の治療をしても適切な噛み合わせを調整するのが難しい。
オープンバイトをマウスピース矯正で治すことができるの?
インビザラインでオープンバイトは改善できます!
2010年に発表されたJournal of Clinical Orthodonticsという論文でも前歯の開咬はインビザラインで治療が可能であるということが証明されています。
そういった点もインビザライン魅力のひとつですよね。
治すことができるケース
オープンバイトを治すためには、上下の歯を噛ませる必要があるため、歯を挺出(歯の噛み合わせ側へ引っ張り出して移動)させる方法や歯を圧下(歯の根っこ側へ押して移動)させる方法があります。
※インビザラインの適応かどうかは患者様の口腔内や顔貌、骨格などによって異なりますので、実際の治療計画は来院時に診断させていただきます。
治すことが難しいケース
抜歯や外科的手術を伴う矯正治療の場合は、インビザラインは不向きです。
オープンバイトの保定はどうやって行うの?
治療が終わったばかりの歯はとても動きやすい状態なので、元の位置に戻ろうと(後戻り)します。
そのため当院では、保定用のマウスピースまたはリテーナーと呼ばれる装置で歯を固定します。
保定時期では、装置の付け方や装着の時間数などを適切に守る事と、定期的に歯科医院に通って頂く事が大切になります。
それは綺麗な歯並びを維持するためでもありますが、80歳までに20本以上の歯を維持させる8020運動を目指すためには、虫歯・歯周病のチェックやその治療、そしてメインテナンスやセルフケアなどのアプローチが必要不可欠です。
当院では矯正治療を行う場合でも、一般治療や予防処置、保健指導などにも力を入れていますので、
少しでも矯正治療に興味があり、生涯において歯を大切に残していきたいと思う患者様は、ぜひヤマヂ歯科へ足を運んでみませんか?
最後に
北九州市小倉北の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。無料相談をお受けしておりますので気になる方は24時間ネット予約にてご予約を取られてください。
山地晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長
住所 福岡県北九州市小倉北区中井5-4-26
日本矯正歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
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