1.アンフィットって何?
マウスピース矯正のアンフィットとは、
装置と歯の間に隙間が出来てしまう=適合が悪い 状態のことです。
2.なぜアンフィット(不適合)がおこるの?
①装置が覆いにくい歯並び
例えば・・・歯の高さがあまりない歯だと、装置が歯をしっかりとキャッチすることが出来ないので適合が悪くなったり、
重なりが多い歯並びは、重なりを少しずつとっていくように設計するので、治療を進めるうちにどうしてもアンフィットが発生したりします。
②装着時間が短い・着脱が多い
マウスピース矯正の装置は基本的に1日20時間以上装着しなければ十分な効果を得ることが出来ません。
例えば・・・就寝時だけの装着や室内だけの装着だと、
装着時間が短く装着時に動いた量がすぐに戻ってしまいます。
また、装置はプラスチック製なので、取り外しが多いと装置が変形し矯正力が弱くなってしまいアンフィットが発生します。
③誤った装着方法
マウスピース矯正はマウスピースに矯正力を付加させているので、あえてぴったりと合わないように設計されている部分があります。
そのためきちんと装着出来ていない状態(アタッチメントにしっかりはまっていない)だと治療計画通りに歯が動かずアンフィットが発生します。
3.アンフィット(不適合)を防ぐにはどうしたらいいの?
・装着時間(1日20時間以上)を守る
・装着方法を守りチューイを使用する
4.アンフィット(不適合)の種類は?
・奥歯の方だけ浮いてしまう
・歯1本分だけ浮いてしまう など
5.アンフィット(不適合)した時はどうしたらいいの?
使用時間・装着方法の見直し
1日の装着時間を見直し、20時間以上使用していないのであれば装着時間を長くして下さい。
また再度装着方法を確認し 正しいご使用をお願い致します。
1つ前のマウスピースに戻して適合させる(歯科医師の指示があった場合)
装着時間が短いと歯の移動が次の装置に追いついてない場合があるので、1つ前の装置を再度使用し歯の移動を次のマウスピースの形に合うよう追いつかせる事があります。
そのため、今まで使用していたマウスピースは大切に保管し来院時にお持ちください。
写真で記録
マウスピース装着時の写真を記録しておくことで、今は合っていても次の装置が合っていないなど、いつからアンフィット(不適合)が生じているのかの分析がしやすくなり大きなアンフィット(不適合)を未然に防ぐことができます。
歯科医師に相談する
合っていないマウスピースを使用し続けると治療計画に悪影響を与えてしまう場合があるので、必ず歯科医師にご相談ください。
※状態によって追加でマウスピースを作成することがあります。
最後に
北九州市小倉北の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。無料相談をお受けしておりますので気になる方は24時間ネット予約にてご予約を取られてください。
山地晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長
住所 福岡県北九州市小倉北区中井5-4-26
日本矯正歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
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