親知らずってなに?
親知らずとは、前歯から数えて8番目の歯の事で、
上下合わせて4本あります。
一般的に10代後半から生えてくる事が多いのですが、
親知らずはあるけど生えてこない方や4本生え揃わない方、元々親知らずがない方もいます。
親知らずを抜く理由は?
親知らずは生えてきたら必ず抜かなければならない訳ではないですが、
顎が小さく親知らずが正常に生えてくるスペースがなければ横向きに生えてきたり、斜めに生えてきたりします。
そのような生え方をしてしまうと、親知らずの1本前の歯を押してしまい歯並びが悪くなる可能性があるので抜くことがあります。
また、歯の頭の部分だけ生えてきて歯茎が歯に少し被っている場合は、歯ブラシが届きずらく、親知らずが磨けずむし歯になってしまいます。
その場合、治療しても再度むし歯になってしまうリスクが高いので抜いた方がいいケースもあります。
なぜ親知らずをインビザライン治療(マウスピース矯正)前に抜かない方が良いの?
矯正治療を始めるにあたって抜歯を伴うイメージがありますが、生え方やお口の状態によっては親知らずの存在が大切になることがあります。
例えば・・・親知らずの1本前の歯が 被せ物だったり、根っこの先に膿が溜まっていて歯の状態が良くない場合は、親知らずの1本前の歯を抜歯し、親知らずを前に出すような矯正治療をして行くことがあります。
そのため、実際にお口の中を拝見させて頂き矯正治療計画をたてる前に親知らずを抜歯してしまう事はおすすめできません。
親知らずをマウスピース矯正で利用できるのはどんなケース?
奥歯の抜歯後、歯の移動のために矯正治療用インプラントの代わりに親知らずを利用するケースがあります。
利用することが出来るケース
▷綺麗に生えている
上下の親知らずがまっすぐ生えていて、きちんと噛み合っており矯正治療に悪影響を及ぼす事がないと判断された場合は無理に抜く必要はありません。
▷重なりが比較的少ない歯並び
歯の重なりが比較的少なく歯を少し削る(ディスキング)程度で、重なりが解ける場合は歯と歯の間にスペースを作って歯並びを改善できる事もあります。
利用することが難しいケース
▷綺麗に生えていない
上下の親知らずが斜め又は横向きで生えきちんと噛み合っておらず、矯正治療に悪影響を及ぼすと判断された場合は抜歯の可能性が出てきます。
▷痛みや腫れを繰り返す場合
親知らずは他の歯に比べ歯ブラシの毛先があたりにくく磨きずらいのでむし歯や歯肉炎・歯周炎に罹患しやすい歯でもあります。
これは親知らずが存在する限り繰り返されるので、抜歯が望ましいとされています。
親知らずを矯正治療で大きく動かした後の保定はどう行うの?
▷矯正治療で歯並びが綺麗になったからといって何もせず放置してしまうと、歯が元の形に戻ろうと後戻りしてしまいます。
その、後戻りを防止するために矯正治療終了後もご自身で付け外しするマウスピース型などの保定装置を用いて歯を固定していきます。
最後に
北九州市小倉北の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。
また、日本歯周病学会の専門医や日本小児歯科学会の専門医も在籍していますので、子どもから大人まで年齢問わずご安心して来院いただけます。
無料相談をお受けしておりますので気になる方は24時間ネット予約にてご予約を取られてください。
山地晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長
住所 福岡県北九州市小倉北区中井5-4-26
日本矯正歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
詳しいプロフィールはこちら