前歯のガタガタを治した方が良い理由
もちろん見た目もありますが、ガタガタだと歯磨き、歯のお掃除が難しくなるため、歯周病になりやすくなります。歯周病が悪化して、重症化する事もあります。かみ合わせのバランスが悪いと姿勢が悪くなったり、顎関節の痛みや、歩行中なら転倒のおそれ、咀嚼が上手くいかず、胃に負担をかけたりなど健康状態にも影響します。また、転倒時に前歯で口唇を切ったり、前歯が折れたりする事もあります。
前歯のガタガタをインビザラインで治すことができるのか？
治すことができるケースと治すことができないケースがあります。
治すことができるケース
叢生（歯がデコボコに並んでいる）開咬（上下前歯の顎が開いている、噛み合っていない）上顎前突（出っ歯）反対咬合（受け口）などがあります。
治すことができないケース
重度の歯周病にかかっている状態（矯正は顎の骨が正常でなければできません）抜歯が必要なケースの一部（インビザラインは歯の大きな移動は困難 ＊抜歯してインビザラインで治せるケースもあります）インプラントが入っているケース（インプラント歯の根っこまで人工物、インプラントは矯正治療で動かすことはできません）歯冠長（歯の縦の長さ）が極端に短いケース
前歯のガタガタの治し方
スペースを作ってあげることが必要となります。スペースの作り方には以下の方法があります。
側方拡大（奥歯を中心に歯並びの横幅を広げる方法）
奥歯が内側に倒れている場合などに非常に拡げる効果があります。ただ、いくらでも広げられると訳ではありません。
遠心移動（奥歯を後ろに移動させることで歯並びを後ろに広げる）
インビザラインが得意とする移動の代表的なものです。歯を一本ずつ後ろに送ることでより多くの量を広げることが可能になります。親知らずがある場合は抜歯が必要になることがあります。
前方移動（前歯を唇側に傾斜させることでスペースを確保する）
前歯の位置は口元の位置に影響しますので口元の状態によってはできない場合もあります。口元が引っ込んでいる方に適した動かし方になります。
IPRディスキング（歯の隣接面を削ってスペースを確保します）
削る箇所や幅は、歯並びによって違います。エナメル質という歯の最表層の硬い組織のみを0.5mm程度削るので虫歯になりやすいということはありません。
抜歯
口元が突出しており口元を下げる必要があるなどや、上記の先に挙げた方法を組み合わせてもガタガタが改善できない場合は抜歯を行います。
精密検査でインビザラインで治療できるかを判定
ガタガタをインビザラインで治すことができるかを判断するには精密検査が必要です。口全体のレントゲン撮影、顔や口の中の写真撮影、模型を作るための歯の型取り、かみ合わせの型取り、セファロ分析（頭を基準にして歯の傾き、上下の顎骨の位置関係や歯並びの形態や位置にかんする特徴や成長を評価する分析方法）などのさまざまな精密検査を行なってからインビザラインで叢生が改善可能かを判断します。
実際は無料相談時にお口の中を見せていただき、インビザラインでガタガタの矯正治療ができるかの見立てをご説明させていただきます。
最後に
綺麗な歯並びで健康な歯を持つもことは、心の成長と全身の健康に関連します。一生涯自分の歯で、暮らせる様に小さい頃から、ガタガタの歯並びをきちんと整えることが必要です。
北九州市小倉北の歯医者ヤマヂ歯科矯正歯科クリニックでは、日本矯正歯科学会の認定医と臨床指導医が在籍し難しい矯正治療の患者さんでも多くの治療を行ってきた実績があります。無料相談をお受けしておりますので気になる方は２４時間ネット予約にてご予約を取られてください。
山地晃二郎
ヤマヂ歯科・矯正歯科クリニック 院長
住所 福岡県北九州市小倉北区中井５－４－２６
日本矯正歯科学会 認定医
日本口腔インプラント学会
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